理想のお餅に必要なもち米「羽二重餅」
そこで店主が全国を周り辿り着いた産地…
しづくが理想とする無農薬無添加のお餅には、どうしても必要な羽二重餅。しかし、その味の代償と言わんばかりに、とても繊細で、無農薬で作れるのは腕と手間暇を惜しまぬ熱意を持つ一部の熟練の農家のみ。そこで店主が全国を周り、訪ね、ついに辿り着いた産地……それは、滋賀県は高島の針江という場所のものになります。
ここは土が粘土質でしっとりしており、米作りに非常に向いた土地。その上、川の水がそのまま生活用水にできるほど綺麗で澄んでいます。
しづくが提供している餅は最高の環境で、最高の農家さんが、最高の品種を扱い、生み出されたもち米で作られているのです。
先祖から大切に使っている餅をつくためだけの埋込み式の機械。
本当に最高級の餅を作ろうと思ったら、持ち込みの機械ではなく、地面に埋め込み式の機械を使わなければなりません。もちろん人の力では足りないほどの圧力で餅を叩く必要があるのです。パワーが足りないと、餅の「きめ」が足りなくなってしまい、舌触りも弱くなってしまいます。
しかし店の設計段階で埋め込みまでする必要のあるこの機械そのものが30年前に生産を中止されました。
しづくは、先祖から大切に使っているこの埋込み式の機械で毎朝餅をついております。