
柏手餅の生地を蒸していると『穀物』のよい香りがしてきます。
普通の米の粉では、ここまでの香りはしません。
この米の粉は兵庫県加東市で藤井さんご夫妻が農薬や化学肥料を使わず育てられたお米から作った米の粉だからなんですが!
更に、お米から粉にするには通常挽いて粉にしますが、藤井さんの米の粉は気流式で砕くので摩擦熱がない分『風味』断然違います。
そんな柏手餅は、こし餡と微生物たっぷりの白味噌餡、粒あんに蓬の生地の三種類がございます。
この蓬、東日本の震災があるまでは東北の蓬でした。その後、素材を西日本のものに変える中で、無農薬などの質の高い素材を探すと、苺やぶどうを始め、小麦粉など熊本産が大半を占める結果になりました。
熊本には意識の高い生産者の方が多いんだなぁ!と
感心していると、この大地震。
本当に心配しますが、落ち着いたら「食べて応援」したいものです。
因みに、柏手餅とは、作る工程が神社で柏手を打つ姿と似ていることから、うちの店では、そうネーミングしています。
柏手を打って「祈る」
「祈り」だけでは現実は動かない。と言われますが、その「祈り」に強い想いと臨場感があれば、人は行動してしまいますね!
ー お菓子で百薬の長を目指す ー
餅匠 しづく
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